2022年03月31日
3月31日の記事
2022年 昨年と同じように春がやってきて、
コロナ禍は3年め。まだこの世に居座って・・
昨年までクラブ放牧場側に咲いていた桜の木が28日の福岡満開宣言になっても
今年は花を咲かせず・・
代わりに菜の花はいつもより綺麗にさいてます。
先日3月28日
クラブで大活躍した馬が亡くなって一年の命日でした。
マロン・グラッセ号
写真は亡くなるほんの数日前。
コロナ禍の昨年は、
感染防止対策のため、通常騎乗のご予約の制限をさせていただいていた事や、お子さんの学校が休校になった事など、
会員の皆様がクラブへお越しになる機会が少なくなってしまいました。
マロンにお別れが出来ずにいた方の為に、
一年経った今ですが、最期の写真を掲載しようと思いました。
マロンの亡くなったお知らせを当時馬房に掲示していましたものも添付します。
亡くなる時の様子を書いてます。
元気なマロンの様子だけを知っておきたいと思われる方は、文章は割愛してください。
マロンを愛して下さった皆様へは本当に感謝しています。
今でも・・・いつまでも・・・。
以下は、1年前マロンが亡くなったお知らせをする為馬房に掲示したいた文章です
マロンのこと
皆様に可愛がってもらった マロン・グラッセ号
3月28日、満月の日曜日に旅立ちました。
明るい月にみちびかれた先でマーフィーやヒルムと出会えていたら良いなと思います。
3月27日(土)
数日前から痛めていた左後ろ足の痛み止め投与の治療をしていましたが、足の震えがみられ少し様子がおかしかったので獣医さんの指示の薬を投与。
エサはしっかり食べますが、あまり改善せず夜に獣医さんに来てもらうと敗血症をまたひき起こしているとの診断で処置をしてもらいました。
数週間前に起こした敗血症の治療後すぐに改善したのとはちがい震えは止まらず、22:00頃からずっと厩舎の中を汗をかきながらグルグルまわり始めました。
3月28日(日)
立ち止まると震えと痛めた足に体重をかけられずバランスを崩しそうになるのかずっとグルグル歩き回り約7時間たった05:00頃横になりました。
ぐったり横になったり、犬座したりとゆっくり出来るならよかったと私たちも少し仮眠をとりました。
06:30いつもの朝のエサ時間ですが慌てて起きる様子もないのでそのままに。
長時間寝ては馬の体には悪いので獣医さんから起こすよう指示があり
11:00頃、無理矢理立たせました。無理矢理といえ自力で立ち上がりました。
11:30いつもの昼のエサ時間。食欲はいつものようにありました。
そして、食べるのをやめるとまたグルグルと回り始めたのです。
やっぱり夜中の動きと一緒で倒れそうになるのを支えるように前足を出し後ろ足を出すときに引きずりながらでも出してまたバランスが崩れるといった動きでした。
体全体が痛いのを紛らわすのに動いてるようにも思いました。
無理な動きなので汗はさらにかき、体を拭いてあげたくてもいつ倒れるかわからないマロンのそばに付くのは危険なので、水飲みに止まる瞬間に顔の汗を拭いてあげるのが精一杯でした。
体力を消耗しないように横になってほしいいけど次は立ち上がる体力がないかもしれない、食べ物を口にはするけど食欲からとは違うような、とにかく痛いのをどうしようもなく動いているような、、
マロンは何度か横になるのをトライしました。
でも、4本の足がいつものように動かず寝るのを諦めまた回り、痛めていた足は多分感覚が
なかったんじゃないかなと思います。
16:00頃、後ろ足がもつれたように前のめりになり、倒れるように横になりました。
17:00頃、獣医さんがみえて次の薬の投与をどのようにするか考えることになりました。
もう一度、改善を期待しての薬の投与。または、楽にしてあげるか。
31才の馬 泰山が亡くなった時に
立てなくなったらもって2日、可哀想な思いをさせるよりは楽にしてあげた方がいいとおっしゃる獣医さんの意見もありました。
馬は横たわったままだと体重がかかり血流が悪くなり再起出来なくなることは知っていました。
でも、横になったままでも呼びかければ反応し、与えたら水も飲む。
まだ生きさせてあげたいとの思いだけでした。
同じ向きで片側だけに負担がかからないよう一日何回も寝返りをうたせて、、、
横になったまま生きました、一週間。
その経験は、私たちの勝手なエゴで、痛いのを我慢させて生きさせて可哀想な事をしたと思っています。
小動物の場合は集中治療室に搬送するとか体の動きを人がサポートするとか馬とは違う点も多く違う考えや方法もあると思います。
経験から馬にとっては、苦しい時間を長引かせることは可哀想な事と思っています。
だから。
改善の処置をしてどこまで回復するか獣医さんの意見を参考にすることに決めました。
その頃、マロンは立たせようとしても立ち上がる気持ちをなくしてました。
泰山にした可哀想な事はしたくないと楽にしてあげる方を決断しました。
マロンの最期は静かに本当にしずかに眠ったまま、穏やかなお顔でした。
(これも人間の勝手な解釈かもしれません。)
19:00前、
マロンの馬房からみえる月はまんまるでとっても明るくて、
午前中の雨も午後からの風もなかったような静かな夜でした。
マロンを愛してくださって本当にありがとうございました。
昨年夏から老化が加速し皆さんもご心配なさってたと思います。
私たちも、こんなに突然その日が来るとは思っていませんでした。
天国で自由に走り回って先に逝った馬たちと出会えて仲良くしてくれるといいなと思っています。
どうぞいつまでも覚えていてください。
しばらくは、馬房前にお線香とお花とにんじんをお供えしますが、
皆様からのお供え物はお気持ちだけいただきます。
(洗い場に近いこともあり通路確保も必要ですのでご理解いただけると幸いです)
長い文章になりました。言葉でお伝えする自信がありませんでしたので。
2021/03/30 2:48
file:///D:/%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB/%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8.pdf
コロナ禍は3年め。まだこの世に居座って・・
昨年までクラブ放牧場側に咲いていた桜の木が28日の福岡満開宣言になっても
今年は花を咲かせず・・
代わりに菜の花はいつもより綺麗にさいてます。
先日3月28日
クラブで大活躍した馬が亡くなって一年の命日でした。
マロン・グラッセ号
写真は亡くなるほんの数日前。
コロナ禍の昨年は、
感染防止対策のため、通常騎乗のご予約の制限をさせていただいていた事や、お子さんの学校が休校になった事など、
会員の皆様がクラブへお越しになる機会が少なくなってしまいました。
マロンにお別れが出来ずにいた方の為に、
一年経った今ですが、最期の写真を掲載しようと思いました。
マロンの亡くなったお知らせを当時馬房に掲示していましたものも添付します。
亡くなる時の様子を書いてます。
元気なマロンの様子だけを知っておきたいと思われる方は、文章は割愛してください。
マロンを愛して下さった皆様へは本当に感謝しています。
今でも・・・いつまでも・・・。
以下は、1年前マロンが亡くなったお知らせをする為馬房に掲示したいた文章です
マロンのこと
皆様に可愛がってもらった マロン・グラッセ号
3月28日、満月の日曜日に旅立ちました。
明るい月にみちびかれた先でマーフィーやヒルムと出会えていたら良いなと思います。
3月27日(土)
数日前から痛めていた左後ろ足の痛み止め投与の治療をしていましたが、足の震えがみられ少し様子がおかしかったので獣医さんの指示の薬を投与。
エサはしっかり食べますが、あまり改善せず夜に獣医さんに来てもらうと敗血症をまたひき起こしているとの診断で処置をしてもらいました。
数週間前に起こした敗血症の治療後すぐに改善したのとはちがい震えは止まらず、22:00頃からずっと厩舎の中を汗をかきながらグルグルまわり始めました。
3月28日(日)
立ち止まると震えと痛めた足に体重をかけられずバランスを崩しそうになるのかずっとグルグル歩き回り約7時間たった05:00頃横になりました。
ぐったり横になったり、犬座したりとゆっくり出来るならよかったと私たちも少し仮眠をとりました。
06:30いつもの朝のエサ時間ですが慌てて起きる様子もないのでそのままに。
長時間寝ては馬の体には悪いので獣医さんから起こすよう指示があり
11:00頃、無理矢理立たせました。無理矢理といえ自力で立ち上がりました。
11:30いつもの昼のエサ時間。食欲はいつものようにありました。
そして、食べるのをやめるとまたグルグルと回り始めたのです。
やっぱり夜中の動きと一緒で倒れそうになるのを支えるように前足を出し後ろ足を出すときに引きずりながらでも出してまたバランスが崩れるといった動きでした。
体全体が痛いのを紛らわすのに動いてるようにも思いました。
無理な動きなので汗はさらにかき、体を拭いてあげたくてもいつ倒れるかわからないマロンのそばに付くのは危険なので、水飲みに止まる瞬間に顔の汗を拭いてあげるのが精一杯でした。
体力を消耗しないように横になってほしいいけど次は立ち上がる体力がないかもしれない、食べ物を口にはするけど食欲からとは違うような、とにかく痛いのをどうしようもなく動いているような、、
マロンは何度か横になるのをトライしました。
でも、4本の足がいつものように動かず寝るのを諦めまた回り、痛めていた足は多分感覚が
なかったんじゃないかなと思います。
16:00頃、後ろ足がもつれたように前のめりになり、倒れるように横になりました。
17:00頃、獣医さんがみえて次の薬の投与をどのようにするか考えることになりました。
もう一度、改善を期待しての薬の投与。または、楽にしてあげるか。
31才の馬 泰山が亡くなった時に
立てなくなったらもって2日、可哀想な思いをさせるよりは楽にしてあげた方がいいとおっしゃる獣医さんの意見もありました。
馬は横たわったままだと体重がかかり血流が悪くなり再起出来なくなることは知っていました。
でも、横になったままでも呼びかければ反応し、与えたら水も飲む。
まだ生きさせてあげたいとの思いだけでした。
同じ向きで片側だけに負担がかからないよう一日何回も寝返りをうたせて、、、
横になったまま生きました、一週間。
その経験は、私たちの勝手なエゴで、痛いのを我慢させて生きさせて可哀想な事をしたと思っています。
小動物の場合は集中治療室に搬送するとか体の動きを人がサポートするとか馬とは違う点も多く違う考えや方法もあると思います。
経験から馬にとっては、苦しい時間を長引かせることは可哀想な事と思っています。
だから。
改善の処置をしてどこまで回復するか獣医さんの意見を参考にすることに決めました。
その頃、マロンは立たせようとしても立ち上がる気持ちをなくしてました。
泰山にした可哀想な事はしたくないと楽にしてあげる方を決断しました。
マロンの最期は静かに本当にしずかに眠ったまま、穏やかなお顔でした。
(これも人間の勝手な解釈かもしれません。)
19:00前、
マロンの馬房からみえる月はまんまるでとっても明るくて、
午前中の雨も午後からの風もなかったような静かな夜でした。
マロンを愛してくださって本当にありがとうございました。
昨年夏から老化が加速し皆さんもご心配なさってたと思います。
私たちも、こんなに突然その日が来るとは思っていませんでした。
天国で自由に走り回って先に逝った馬たちと出会えて仲良くしてくれるといいなと思っています。
どうぞいつまでも覚えていてください。
しばらくは、馬房前にお線香とお花とにんじんをお供えしますが、
皆様からのお供え物はお気持ちだけいただきます。
(洗い場に近いこともあり通路確保も必要ですのでご理解いただけると幸いです)
長い文章になりました。言葉でお伝えする自信がありませんでしたので。
2021/03/30 2:48
file:///D:/%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB/%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8.pdf
Posted by デニシュ・ファン at 18:51│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。